NLPと心理学の関係~ビジネス

NLPや心理学とビジネスの関係は、ミスマッチと思われるかもしれません。
しかし、NLPを学ぶことによってビジネスにおける自己実現を果たすテクニックとしても有効になってきています。

NLPを学ぶことによって・・・
◆他者に対する影響力を劇的に高める方法
◆こころのしくみの理解
◆成功者に共通する『気づき』の能力を高める方法
◆短い時間で信頼関係を築く方法
◆自己マネジメント法
◆信念の書き換え(自分を変える方法)
◆ビジョンの構築
◆自分や他者の問題解決
◆成功者の思考パターンや行動パターンを身につける方法 など

様々なビジネスに応用できるテクニックを身に付けることが出来るからです。もちろん、キャリアを飛躍させたい方以外にも、NLPのトレーナーとして質の高いセミナーや、NLPを取り入れたコンサルティングを主催したいと考えていらっしゃる方も同様です。

このようにNLPをビジネスに応用する方が徐々に増えつつあります。

心理学やコミュニケーションというと、精神的な話しだと思われて、リアルなビジネスでは役に立たないと考えられる方が今でも少なくありません。

「所詮、小手先のテクニックではないのか?」と思われている方もいらっしゃるでしょう。確かに、NLPを学んだからといって、全てのビジネスが成功するわけではありません。NLPは即効性のある秘策などではありません。しかし、成功のために応用の利く有効なテクニックなのです。NLPを学ぶことでプラスになることはあれ、マイナスになることはほとんどない有用なテクニックだと思います。

NLPと心理学の関係~キャリブレーション

NLPはコミュニケーション・スキルの集大成とも言われる方法論ですが、NLPのカウンセリングやNLPのコーチングでは「キャリブレーション」という心理学テクニックが重要となります。

キャリブレーションとは、相手の心理状態を言語以外(ノンバーバル)のサインで認識する心理学テクニックを指します。具体的に言語以外のサインとは、姿勢、動き、呼吸、表情、声のトーン、声のテンポなどの変化です。

例えば、何か心配ごとがある場合、口では「大丈夫」と言っていても、声のトーンや顔色や表情、いる様子から相手の心理状態が見て取れることがあると思います。それに対して、楽しい体験を思い出している時には、声がはずみ、血色が良くなり、口元を緩ませてその体験を語っているということがあると思います。言葉の端々から、楽しそうな雰囲気が伝わってくること、経験あると思います。

心理学テクニックであるキャリブレーションを身につけ、意識し練習することで、もっと些細な変化も察知できるようになるのです。
キャリブレーション能力を高めるためには、相手の顔の状態、呼吸の深さ・浅さ・スピード、皮膚の色、目の動き、まばたき、声のトーン・スピードなどに気をつけるといいと思います。

NLP のワークの中ではキャリブレーションに大変注意を払いますが、心理学カウンセリング、心理学コーチング、心理学セラピーなどの場はもちろんのこと、日常のコミュニケーションでも非常に有効な心理学テクニックです。キャリブレーションを使って、相手の状態を注意して見ていると、相手の言葉にならない気持ちや状態を認識し、より深いコミュニケーションをとることができるようになります。

NLPと心理学の関係~ラポール

心理学で使われる言葉に「ラポール」という言葉があります。もともとは、フランス語で「橋をかける」という意味で、心理学では人と人との間がなごやかな心の通い合った状態であること、親密な信頼関係にあることを意味します。

このラポールを築くことは、心理カウンセリング、心理療法、心理セラピーにおいては欠かせないことですが、ビジネスや教育、夫婦、親子、友人関係においても、ラポールは大変重要なものです。

ラポールを築くためのテクニックとして、NLPではミラーリング、ペーシング、キャリブレーション、バックトラッキングといった手法があり、これらの手法によって相手と一早く信頼関係を築くことが可能となります。

例えばNLPのテクニックの一つである「ミラーリング」とは、相手のしぐさや姿勢などを鏡に映しているかのように真似るテクニックです。このことにより相手が無意識的に、あなたを自分と似た存在であると認識することで、相手の警戒心を解き、好意や安心感を感じさせることができます。

このようなことは実は、私たちは自然に行っており、気の合う友人やカップルなどの会話を見ていると、同じような姿勢やしぐさで会話していることがよくあります。

このようにコミュニケーションの前提として、心理学では二者間のラポール(信頼関係)が重要だと考えるのですが、NLPにはこのラポールを構築するテクニックがさまざま体系化され、汎用的な方法論としてあるのです。

身近な心理学~プラシーボ効果

心理学というと、なんだかかしこまった学問の気がしてきますが、実は身近な事象を取り扱う庶民的な面も持ち合わせています。今回は、この心理学の身近なトピックを取り上げてみましょう。

「プラシーボ効果」

なんだか聞き慣れない言葉だと思いますが、プラシーボ効果とは、ニセの薬(プラセボとも言う。全く効用のないとされている薬)でも、「これは効くぞ。」と思って服用すれば、効いてしまうことを言います。原因は、人間の思い込みの力とも、暗示効果とも、自然治癒力によるものなど諸説あります。

しかし、昔から「病は気から・・・」といわれる様に、人の意識、気持ちの持ち方によって、疾患の治癒に影響が出ることは知られています。プラシーボ効果もそういった人間の心理が働いた結果だと思います。

新薬開発では、このプラシーボ効果を使った最終テストが義務付けられているそうです。有効成分が含まれる薬(新薬)を投与するグループと、有効成分がまったく入っていない偽の薬(プラセボ)を投与するグループをつくり、経過を見るテストです。

このとき、どちらのグループにも効き目がある薬だと言っておくと、ニセ薬を投与したグループの人にも数%の症状の改善がみられます(プラシーボ効果)。この2つのグループの効果の出現率の差が大きければ、その新薬は効果的なものであることになりますが、差があまり大きいといえない場合には、効果が期待できないということになります。

心理学って難しいの?

心理学と一言で言っても、現在では様々な種類の心理学があります。
例えば、精神に不調を来した人々の理解および援助を指向する「臨床心理学」、科学的経験主義の立場から観察・実験によって探求を推し進めようとする「実験心理学」、心を脳という情報処理装置と解釈する「認知心理学」、人文科学・哲学からアプローチする「人間性心理学」など。

こうしたものに加えて、人と人との相互作用, 「社会」の中での人の行動について研究する学問として「社会心理学」というものも研究されてきています。社会における個人の行動、集団行動、組織における人間行動、ジェンダー(性)や偏見など文化的歴史的に規定された人間行動の研究、マスメディア研究など、心理学はあらゆる分野に応用されています。

神経言語プログラミング(NLP;Neuro-Linguistic Programming)と呼ばれるものも、コミュニケーション心理学の一分野として注目を浴びています。

NLPとは、1970年代にアメリカ・カリフォルニア大学の若き天才、リチャード・パンドラーとジョン・グリンダーが、心理学と言語学、サイバネティクス理論やシステム論を基に、「3人の天才セラピスト」のアプローチ手法を分析、体系化することによって開発されました。

NLPは『ことばの使い方』や『ノンバーバル(非言語)の使い方』、そして、『無意識の活用の仕方』を科学的に分析、体系化し、実践的な方法論として成熟を重ね、広く一般に活用されるようになってきたものです。

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