NLPと心理学の関係を考える際に、「自己啓発」をはずすわけにはいかないでしょう。
今、コミュニケーション心理学の注目分野としてNLPが人気を博しているのは、自己実現するためのテクニックとして応用が利くということに他なりません。
NLPを学ぶことによって、他者とのコミュニケーションを濃密で有効なものにすることが出来るのと同様に、自分とのコミュニケーションも大幅に改善されていくようになります。自己との対話の中で、自分の気持ちをコントロールする術を身に付けることは、大きなメリットなのです。
自分を成功する方向に向けることが出来るということは、成功の前提として欠かせません。
身近なところでは、NLPによって速読やフォトリーディングが可能になると言われていますし、コミュニケーションスキルを磨くことで、ビジネスでの成功もつかめる可能性が高まります。
コミュニケーション心理学の一分野であるNLPは、もともとはセラピストのクライアントに対するアプローチ方法を体系化したものだったのですが、1980年代後半の「第二世代NLP」で、適用範囲を個人にまで広げ、交渉、セールス、教育、健康面などの分野で、他者とのコミュニケーションツールとしても活用されるようになりました。
現在では「第三世代NLP」として、システム全体的な見解を取り入れ、アイデンティティ、ビジョンやミッションに関連する項目や相互作用、自己啓発といったようなより高いレベルに着目するようになり、適用範囲も、組織や文化などへと広がって来ています。