今回は改めて基本に立ち返ってNLPについてご紹介したいと思います。
まず、NLPとは日本語で『神経言語プログラミング』となります。コミュニケーション心理学の一分野として知られ、現代最高のコミュニケーション理論体系ともいわれています。
いわゆる心理学テクニックを応用したものですから、日常生活からビジネスまでその応用範囲はどんどん広がってきています。心理学は難しいものという既成概念を打ち破ったとっつきやすい心理学テクニックもあるので、どなたでも学べる心理学の一つだと思います。
このNLPは、1970年代にアメリカ・カリフォルニア大学の若き天才、リチャード・パンドラーとジョン・グリンダーが、心理学と言語学、サイバネティクス理論やシステム論をベースに、「3人の天才セラピスト」のアプローチ手法を分析、体系化することによって開発されたという歴史を持ちます。
NLPは『言葉の使い方』や『ノンバーバル(非言語)の使い方』、そして、『無意識の活用の仕方』を科学的に分析、体系化し、実践的な方法論として成熟を重ね、広く一般に活用されるようになってきたコミュニケーション心理学です。
この他にも、心理学と呼ばれるものには、精神に不調を来した人々の理解および援助を指向する「臨床心理学」、科学的経験主義の立場から観察・実験によって探求を推し進めようとする「実験心理学」、心を脳という情報処理装置と解釈する「認知心理学」、人文科学・哲学からアプローチする「人間性心理学」などたくさんあります。